おうみリハビリだより

近江温泉病院 総合リハヒリテーションセンターの回復期リハ病棟・介護医療院・医療療養病棟・認知症治療病棟・ 近江デイリハセンターの理学療法・作業療法・言語聴覚療法の紹介

3回目の滋賀県でのAMPS講習会に当院9名の作業療法士が参加してきました!

 5月2日〜6日にかけて、当院の隣の滋賀医療技術専門学校でAMPS(The Assessment of motor and Process Skills)の講習会が開催されました。AMPSは作業分析視点から作業遂行の質と作業遂行能力を評価する観察型のADL/IADLの評価法です。当院では作業療法士作業療法を進めていくためのベースとなる評価技術として、積極的な研修会への参加と、臨床での活用を進めています。
 今年度は滋賀県で3回目の開催となり、当院から9名の作業療法士が受講をしました。

 受講した9名は現在認定を得るために必要な10名の評価データを集めるために奮闘しています。

 


 認定評価者になるまでは一苦労ありますが、受講したスタッフからは、
「普段の観察場面の中でも視点を生かすことで、対象者がどの部分で難しさを感じているのか気付くことが増えた」
  「対象者の方に伝えるだけではなく、他職種や御家族の方に伝える際にもできていることと難しかったことを、わかりやすく伝える手段 になった」
  「作業療法士は「作業」を用いて治療するのが仕事ですが、AMPSを学んだことでより「作業」そのものに対する洞察が深められた」
 などの感想があり、作業療法士としての専門性を再認識するきっかけになったのではないかと思います。
 
 臨床場面で上手く使っていくためには、まだまだ勉強や経験が必要ですが、作業療法の技術を高め、クライエントにより良い作業が提供できる作業療法士に近づけるよう、既に認定評価者となっている16名のスタッフと共に、研鑽していければと思います。

(OT 加藤)