おうみリハビリだより

近江温泉病院 総合リハヒリテーションセンターの回復期リハ病棟・介護医療院・医療療養病棟・認知症治療病棟・ 近江デイリハセンターの理学療法・作業療法・言語聴覚療法の紹介

繋・・・・つながり・・・・ ・回復期リハ病棟退院患者さん・・再会・・・ 


約1年前、脳卒中で倒れ、回復期リハ病棟で同じ時期にリハビリに励んだ3人の男性がいました。それぞれが奥様に先立たれ、一人暮らしをされている中での発病でした。左(右)半身が動きづらい体でも、毎日毎日リハビリに励まれ、3人とも無事自宅へ戻ることができました。しかし、帰ってからの不安・孤独感は大きなものであったと思います。そんな中、3人の男性それぞれが手紙・電話でのやり取りで近況報告することが習慣になっていたようです。そして、近江温泉病院を退院されてから1年、3人は再会を果たすことができました。病院にも寄って下さり、元気な姿を見せて頂きました。病院でのリハビリ生活を懐かしむとともに、このように退院してからも連絡の取り合える仲間がいることが何よりも嬉しく励みになっている様子でした。「人の一番の敵は孤独感」と聞くことがあります。ただでさえ体が不自由な状態に、独居で暮らす日々に不安で押しつぶされそうな気持ちもあるかと思います。そんな心境でふと救われるのは、同じ空の下で毎日を精一杯生きている仲間の存在ではないでしょうか…。つながり合える仲間を支えられるように、また私も一個人としてそのつながりの一員となれるよう、関わりを持ち続けることができたらと感じます。(作業療法士:山村友美)