外来にて失語症の方のオンライン家族交流会
外来にて失語症の方のオンライン家族交流会を実施しました。
失語症のある患者さんは、自分の意思を十分に伝えることが困難であるため、コミュニケーションに支障や不安があり、地域社会への参加が大きく制限される場合があります。
失語症患者さんに向けて、新型コロナ感染症が拡大する前は、念に数回、対面での家族交流会を行っていましたが、コロナ禍では、そうとはいかず直接会うことが叶わないため、今回はオンラインの交流会を企画いたしました。
自己紹介から始まり・・・・病気について分かち合ったり・・・・会話を楽しんだり、リハビリでの様子を話す中、「生活の悩み」、「共に生活を送る家族の話」へ広がり、なかなか「上手く伝わらないことに関してけんかになることも・・・」と話され、うんうんとお互い頷き意気投合されていました。
ご家族の意見が失語症のある方の励みにもなり、これからの生活の幅が広がる一つのきっかけになった交流会になれば・・・・・このような機会が地域社会へのステップアップを図る場になれば・・・と、改めて思いました。
当院では、コロナ禍で面会制限がづづく中、オンライン面会を実施しています。また、ST訓練の中でも、家族さんに協力をおねがいしオンラインで家族さんにも参加して頂きながらのコミュニケーションの場をブログラムとして設定することも、実施しています。
コロナ禍での模索の日々かまだ、続きます。
言語聴覚士 上田麻美