おうみリハビリだより

近江温泉病院 総合リハヒリテーションセンターの回復期リハ病棟・介護医療院・医療療養病棟・認知症治療病棟・ 近江デイリハセンターの理学療法・作業療法・言語聴覚療法の紹介

私の病気とリハビリの生活の日々の中で!・・当院退院患者さんからのお手紙・・

皆さん突然、ある日歩けなくなったらどうしますか?・・・・・手がうまく動かなくなったらどうしますか???一人ではなにもできない、トイレさえ一人では行けない、始めはリハビリの先生に、リハビリをしてもらっているだけ、そんな時、テレビで両手、両足をなくし、ひとりで生活している学生の姿を見ました。
もちろん、その学生も最初は死んでしまおうと思ったそうです。でも一生懸命リハビリをし、今は一人で生活をしています。そのテレビを見、私はこう思いました、又勇気ももらいました。自分には、両手、両足もあるんだ、きっとリハビリをすれば動くんだと信じました。だから、リハビリの先生に教えてもらったことを頭に入れ、自分で自主トレーニングに励みました。マヒしている足の裏をもむ事によって、歩く時に地面に足をおろす時、足の裏が地面についているとわかり、上手く歩くことが出来るようになる。だから神経が通っている以上、マヒしている手、手首、足、足首、などさわる事によって、それが脳まで届いて動かすことができる、動かない手足も必要だと脳が教えてくれる、何もしなければ必要じゃないと脳がそう判断する。何もリハビリをしなきゃいけないんだと負担に思わず、全ては自分のため、生活の中に、とりいれてみてはどうでしょうか。御飯を食べた後、少し休んで体を動かす時リハビリしてみたり、又手のリハビリとかはマヒしている手を使うなどしてみてはどうでしょうか。
私の場合、手はなるべくマヒしている手を使ったり、また腕の方は掃除する時に上手くリハビリを取り入れたりしました。また、散歩することもいい事だと思います。(一人でダメな場合は、誰かと一緒に歩いてもらうとか)だから日によっては体がえらい時もあると思います。そういう時はゆっくり休むことも必要だと思います。そういう時は、体が休みたいという赤信号を出しているとおもったらいいと思います。
又、ゆっくり休んで次の日からしてもいいと思います。リハビリは自分にとっては、一生つきあわなダメだと思うので、そのためにも休む時は休んで、リハビリする時はするリハビリの先生はあくまでも、サポートしてくれるだけで、後は先生が言われた通り自分で自主トレーニングすることだと思います。そのリハビリをして、少しでも良くなったら嬉しいでしょう。けして下を向かず上を向いて前向きに生きて下さい。私は、よく思うんです。世の中にはもっと苦しんでいる人がいる。たとえば後残り少ない人生をおくっている人達、人災で生きたくても生きられなかった人達、そういう人たちの事を思うと負けてはだめだと思うんです。負けないで下さい。
誰の為でもなく自分の為だと思ってほしいのです。お互いに頑張りましょう。最後になりますが、大変失礼なことも言ったかもしれません。リハビリの記録を少しでも皆さんのお役にたてればと思い、ここに書きました。これをまた参考にしてくださいね。みなさんこれからも一緒に頑張りましょうね。そしてきっと皆さんにとって幸せが来る日を信じてここでこのページを終らせていただきます。