おうみリハビリだより

近江温泉病院 総合リハヒリテーションセンターの回復期リハ病棟・介護医療院・医療療養病棟・認知症治療病棟・ 近江デイリハセンターの理学療法・作業療法・言語聴覚療法の紹介

3月.5月の近況・活動・・遅くなりましたが報告します!(^^)! 「ひな祭り会 〜患者さんの心に灯りつけちゃいました♡〜」

 3月5日に当院9階回復期病棟にて「ひな祭り会」が行われました。今年のメインプロクラムは「退院患者さんからのメッセージ」です。当院回復期病棟を退院された方にビデオレターと手紙をいただき、現在入院中の患者さんの励ましになればと思い企画しました。

写真??皆さん画面を見いっておられました。

 

中には涙を流しながら見ておられる方もおられ、感想を伺うと「勇気が出た」「大変なのはみんな同じ、頑張らなくっちゃ」といった言葉が返ってきました。短い時間でしたが、普段聞くことのできない退院患者さんの思いを届けることができて良かったです。
 スタッフ一同「灯りをつけましょ♪患者さんの心に!!」をテーマに取り組んできましたが実際に灯りをつけることができたのではないでしょうか…。


ここで退院患者さんからのメッセージの一部を紹介させて頂きます。

Aさん

 私は昨年6月、主人と二人で夕食を食べていました。左手で持っていた茶碗が急に下に落ち、その茶碗を拾おうとした時にそのまま床に倒れてしまい、傍にいてくれた主人が救急車を呼んでくれました。診断は「脳梗塞」でした。今までこの病気についての知識もなく不安でいっぱいでした。そして6月末に近江温泉病院へと転院しリハビリの生活になり毎日9階から3階への移動が日課となりました。
 私は車椅子を漕ぐのが下手でいつもみかねて車椅子を押して助けて下さる方に甘えていました。でも車椅子の移動に時間がかかるので、それなら1日も早く歩けるようになりたいと思い、病室で立つ練習、次に歩けるように毎日練習しました。おかげで杖での移動ができるようになりました。私の一番の思い出です。
 リハビリのおかげで退院が近付き、家に帰れば毎日の生活が待っています。
入院時は車椅子生活であったのが、退院の時には自分の足で帰れ、リハビリのおかげで不安もなくスムーズに生活へと戻れました。
 毎日の理学と作業は大切でお世話になった方にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

Bさん

・発症した時の気持ち
自分1人で立つことは無理だと思いました。毎日不安な気持ちでいっぱいでした。
・頑張ろうと思うようになったきっかけ
 主治医の先生から寝たきりだと言われて「何くそ!!」という気持ちで頑張りました。前の病院からこちらの病院に移って皆さんが優しく丁寧に対応してくれたことで頑張ろうと思いました。
・つらかったこと
本当につらいと思ったことはなかったですが孫に会えない・孫と遊べないことはつらかったです。入院してすぐは寝たきりの状態がつづいたのでつらい気持ちはありました。
・退院直前の気持ち
素直にうれしかった…。家に帰れることが一番うれしかった。孫が待っていてくれたことが一番うれしく、家に帰れて最初に抱きついてきてくれたことは今でも忘れません。
・退院後の生活
家族のみんなが大事にしてくれるから大変なことはありません。家に帰って楽しいことは家族みんなでたわいもないことを雑談している時…。特別なことではなくそういったたわいもない時間が本当に楽しいです。
・入院中の方に対しての応援メッセージ
 リハビリのみんなが頑張ってくれている姿が痛いほどわかったので自分も頑張れた。人に頼らずに自分でするという強い気持ちを持って頑張ってください。看護師さんやスタッフの皆さんがいつも話を聞いてくれてうれしかったです。何かあればすぐに相談してください。

Cさん

Q.入院したときの気持ち
A.言葉も・・言いたいこともうまく話せなくて・・歩くことができない。まだ・・不安なところでした。

Q.退院後、家事がうまくできているか?
A.できました。今では・・普通のごはんができるようになったし・・歩くのも下手なときは怖い怖いと言っていて家で歩くのも嫌だった・・だんだん家で掃除ができるようになったし、外を歩くのも怖かったが今は家の前を毎日あったかいときは1人で歩けるようになった。

Q.入院中、他の患者さんに相談などをしていたか?
A.みんな友達みたいなもの。自分だけが怖いと思っていたけど、みんなも同じ気持ちだったっていうのもあったし・・。そういう気持ちをみんなに話したりしていくことで、頑張ることができた。

Q.退院してから連絡は取っているか
A.電話はよく来ます。退院してからも近所に住んでいる人たちは私の家まで歩いてきて、病気のことや今後のことで悩んでいる人もいるから、そういう人たちも電話で話すことで元気になってくれたらなって思う。

Q.今後の目標は?
A.もしもできたらの話やけど、仕事復帰もしたい。そういう年ごろやし・・。いずれは車の運転もしてみたい。そういうことを考えられるようになってきました。

Q.患者さんへの応援メッセージ
A.先生の言うことを聞いて、一生懸命・・一生懸命と言うと、今は無理だと思ってしまうかもしれんけど、ちょっとずつでも(リハビリを)していったら、何カ月か経てば知らない間に伸びていると思うから、頑張ってください。