パーキンソン病患者・家族会「のびのび友の会」の方々に、講義と体操指導をさせて頂きました!
滋賀県東近江保健所から依頼を受け、パーキンソン病患者・家族会「のびのび友の会」の方々に、当院理学療法士が講義と体操指導をさせて頂きました!
内容は、講義にて、パーキンソン病の病態や体操の意義、困った時(手のふるえ、歩きにくいとき、体が伸びない等・・・)の対処方法などをお話しさせていただきました。また実技では、自宅でできる体操をお伝えするとともに、実際にその場で行って頂き、それぞれ身体にあった指導をさせて頂きました。みなさん、とても真剣な眼差しで聞いて下さいました。
講義・体操終了後は、日常生活で困っていることなど、積極的にみなさんからご質問を頂き、一つ一つお答えさせて頂きました。
みなさんの積極的な姿勢から、基本的な病気の知識や実際の日常生活上でのそれぞれに合った対応方法の指導が重要なことを改めて感じました。
コロナ禍ではありますが、感染防止に配慮しつつ、今後もよりよい講義、体操指導ができるよう日々精進していき、近江温泉病院として地域のニーズにこたえていければと考えております。
総合リハビリテーションセンター
前川遼太 久保田友季子 阪下沙紀 (理学療法士)
東近江市通いの場 体力測定を実施しました!
東近江市からの委託事業を受け、市内から応募のあった地域サロンの方々を対象に、年3回体力測定を実施することになりました。
大きな目的は、自分の体力を「体力年齢」として知っていただくこと。そして、現状の体力年齢に応じた個別の自主練習を指導させていただくこと。さらに、その自主練習を日々の生活やサロン活動に取り入れていただくことで、地域のみなさんにより健康になっていただくことです。
内容としては、まず体力測定の重要性を講義させていただき、その後ハンドヘルドダイナモメーターや三次元動作解析装置マイオモーションなどを検査機器を使って、手の力、足の力、歩く能力、バランス能力、歩き方を評価させていただきます。後日、得られた結果から、紙面にて体力の特徴をお伝えし、自分の体に合った体操、負荷量を提案させていただくという流れになっています。
少しでも地域のみなさんの体力年齢が改善し、より健康的な生活が送れる一助になればと思い取り組んでいます。
コロナ禍の今・・多くの地域のサロン活動が休止している今・・
体力低下については、多くの皆さんか不安に思われていることと思います。コロナに負けずに、感染防止に留意しながら、皆さんの体力向上にお役に立てればと思いますので・・・皆さんも・・・1年間頑張りましょう!
総合リハビリテーションセンター
前川遼太 久保田友季子 阪下沙紀 (理学療法士)
近江温泉病院での園芸活動を活用したリハビリ・作業療法について紹介します~その2~
台風の到来とともに、朝晩は秋らしくなってきましたね。
夏野菜の季節も終了してしまいました。当院ではトマトときゅうりがたくさん取れました。
短時間通所リハビリでは、種から、苗を育てることに挑戦しました。結果は大成功で苗が良く育ったので、他の病棟に入院している方の、作業療法にも用いて頂けました。たくさんご指導いただいた利用者さんには感謝の気持ちをこめて感謝状を作業療法士の園芸部から送らせて頂きました。皆さん誇らしい表情で受け取っておられました。
人は役割があるといつも以上に頑張れたり、力がわいたりしますよね。普段は、休み時間になるとうつむいておられることが多い利用者さんも、自宅から野菜の本を持参し、熱心に指導して下さり、草引き、肥料やりを行ってくださいました。今日までの多くの経験を、思い出し、生かして、指導して下さり、実際にしてもらったり・・・・そして、その作業が、他の方のリハビリ・作業療法に役立ったことで、少しでも自分らしさを取り戻す機会になれば・・・・また「してみよう」「次は・・・・」のチャレンジにつながることで、心も体も元気・健康取り戻す‼。 そんなことにつながる「役割」の大切さを実感しました。
立派に育ったきゅうりは、入院患者さんの家事練習・調理練習に、
葉っぱは陶芸の土と一緒に焼きあげてお皿に変身させました。
ステキです!
近江デイリハセンター(短時間通所リハビリ)
西山(作業療法士)
言語聴覚士(ST)の仕事について
今回のブログでは、
言語聴覚士(ST)の仕事についてお話しさせて頂きたいと思います。
STの役割の一つとして、患者さんの口腔嚥下機能を評価し、安全で適切な食事形態を選択し、食事がしっかり食べられるように口腔嚥下機能訓練を行っています。
食事に対する取り組みとして、当院の回復期リハビリ病棟では、従来NST活動も行っていましたがよりタイムリーに状態確認を行うため、昨年度よりミールラウンドを行っています。昼食時間にラウンドし、患者さんに合った食事の調整、栄養状態の改善、QOLの向上を目的に活動しています。チームメンバーは医師、看護師、管理栄養士、PT、OT、STで構成されています。
そして、当院には認定(嚥下・高次脳機能)の言語聴覚士も在籍しています。スキルアップ・学習できる環境が整っており、日々、自己研鑽に努めています。
今後もより良い食事の提供・嚥下や栄養状態の向上に向け活動していきます。