近江温泉病院での園芸活動を活用したリハビリ・作業療法について紹介します~その2~
台風の到来とともに、朝晩は秋らしくなってきましたね。
夏野菜の季節も終了してしまいました。当院ではトマトときゅうりがたくさん取れました。
短時間通所リハビリでは、種から、苗を育てることに挑戦しました。結果は大成功で苗が良く育ったので、他の病棟に入院している方の、作業療法にも用いて頂けました。たくさんご指導いただいた利用者さんには感謝の気持ちをこめて感謝状を作業療法士の園芸部から送らせて頂きました。皆さん誇らしい表情で受け取っておられました。
人は役割があるといつも以上に頑張れたり、力がわいたりしますよね。普段は、休み時間になるとうつむいておられることが多い利用者さんも、自宅から野菜の本を持参し、熱心に指導して下さり、草引き、肥料やりを行ってくださいました。今日までの多くの経験を、思い出し、生かして、指導して下さり、実際にしてもらったり・・・・そして、その作業が、他の方のリハビリ・作業療法に役立ったことで、少しでも自分らしさを取り戻す機会になれば・・・・また「してみよう」「次は・・・・」のチャレンジにつながることで、心も体も元気・健康取り戻す‼。 そんなことにつながる「役割」の大切さを実感しました。
立派に育ったきゅうりは、入院患者さんの家事練習・調理練習に、
葉っぱは陶芸の土と一緒に焼きあげてお皿に変身させました。
ステキです!
近江デイリハセンター(短時間通所リハビリ)
西山(作業療法士)