短時間デイ 野菜の収穫と調理
残暑が続く中、近江温泉病院の畑の野菜たちは元気に成長しています。こちらは、ししとう、ピーマンです。
そして、今回はそんな野菜をおいしく調理したひとコマを紹介します。
献立は、おにぎり(梅干し)、ピーマンの肉詰め、焼き茄子とししとう
「減塩食でいこう!」「おにぎりの具はやっぱり梅干しやな」(これは満場一致)とみなさんとワイワイ言いながら決めました。その日の朝に収穫して、今日は特別動作練習の日ということで実際に調理練習です。
ピーマンを半分に切って肉を詰めるか、丸まる肉詰めするかでワイワイと話し合いながら。今回はピーマンを半分にせずに肉を詰めたのですが、ピーマンとお肉が外れることなく、きれいに焼き上がり、長年の悩みを解消することが出来ました。新しいアイデアを試してみるのも面白いですね。
ナスビ・ししとうはごま油で素焼きに。素材の味を楽しみました。
香ばしく焼きあがりました!
おにぎりも握って・・・・・脳梗塞を発症され、手を使うときにぎこちなさが残っている方にはしっかりと両手を使って力を込めるいい練習にもなります。
退院後ご自宅で、トイレや入浴、着替え等の一通りの生活動作は安定して行えるようになった方は、次のステップとして、多くの方が、ご自身の役割の再獲得に関心が向けられると感じています。ご自宅から介護保険を使って週に1.2回リハビリに通い、少しずつ自宅の生活を豊かに、意味のある活動(大切な・価値がある活動)が行えるように実際の動作の練習も行っています。
実際に経験し、成功体験を積み重ねることは、次の挑戦に導いてくれると言われています。自信を無くされていた方も、一つの意味のある活動の成功が、自宅での様々な挑戦に・・・生活の広がりになっていくと考えています。
これからも一緒にチャレンジしていきましょう!
近江デイリハセンター(短時間デイ)
西山亜由美(作業療法士)