みなさんは、ヘルプマークをご存じですか?
今回、失語症の患者さんが使用しているヘルプマークについてお話しさせて頂きたいと思います。
ヘルプマークは、「義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、又は妊娠初期の方など、外見からは分かりにくい方々が、周囲に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、東京都が平成24年に作成したマークです」
失語症は、言いたい言葉がでてこない、聞こえていてもその意味がわからないなどの症状があります。症状は人によって様々ですが、患者さんは思っている言葉が十分に伝えられないためヘルプマークを使用ながら、積極的に買い物や公共交通機関の使用、仕事など社会との関わりに挑戦しておられます。
ヘルプマークを持たれていて、話しにくそうにされている方がおられたら、ゆっくり話を聞き、声をかけるなどの配慮して頂ければと思います。