「医療病棟にてお団子作りをしました!」
掲載が遅くなりました・・が、昨年の十五夜に、実施した小集団活動でのお団子作りについて、報告したいと思います。
同じ病棟の方6名に集まっていただき、まずは粉と水を混ぜ混ぜ。
そして食べやすい一口サイズに丸めます。
皆さん慣れた手つきで、どんどん出来ていき、、、
こんなにたくさんになりました!
これをお鍋でゆで、棒に刺して、味を付けて、、、完成!!
とても美味しそうに出来ました。
あんことみたらしときな粉の3つの味を用意し変化を楽しみながら食べました。
次から次へと箸が進み、大きな口でたくさん食べておられました。美味しいと自然と笑顔になり、お話もたくさんになっていきますね。
また、最近食欲がなかった患者さんも「おいしいなー、これなら食べられる」と言われ、たくさん食べておられました。
3月には、お雛まつりもあります・・・お雛祭りでは三食団子でも提案しようかな・・・
作業療法士 平野
言語聴覚士(ST)の摂食嚥下障害のお仕事について
今回のブログでは、
言語聴覚士(ST)の摂食嚥下障害のお仕事についてお話しさせて頂きたいと思います。
今回は回復期・生活期での取り組みをご紹介します。
摂食・嚥下障害といっても原因は様々です。飲み込むことが難しい方、飲み込むことはできるが食物の認識ができない、食欲不振などがあります。
飲み込むことが難しい方には、嚥下造影(VF)を実施し、機能的な問題から検討していきます。また食物の認識が難しい方や食欲不振の方には、食事しやすい環境の設定、好まれるものを提供するなどのあらゆる視点から工夫を行なっています。家で使用していた馴染みの食器を持ってきて頂いたり、ご家族に好まれるものや市販の食品をおすすめして頂くなど、ご協力の下取り組んでいます。
回復期リハビリ病棟から介護医療院へ転棟される患者さんについては、各病棟スタッフ間で引き継ぎを行います。事前に食事やリハビリ場面を見学し、情報共有を行い、途切れなくリハビリやケアが継続できるように努めています。病棟での生活の中でリハビリ練習を組み込みながら、食事の形態や量・摂取方法を検討し自力で食事を全量摂取に至ることができた方がいらっしゃいます。
今後もより良く、その方らしく過ごせるように、食事の援助をしていきたいと思っています。
チューリップの球根をたくさん花壇に植えました!
今年は作業療法科でたくさんのチューリップを購入しました。
春に向けて通所リハビリテーションでは、利用者さんと一緒に花壇に球根を植えました。
まずは200個くらいの中から自分たちの球根の数を数えながら取り出し・・・・
選別していきます。数を間違えないようにお互いにダブルチェックをしながら・・・
病前は園芸をされていた方も、病気をきっかけにあきらめてしまわれる方も多いですが、
「みんなで植えに行こうよ」「んーじゃあやってみようか??」
と周りの後押しも手伝って花壇に植えに行くことに
しゃがむ動作はむつかしかったのでベンチに座って行いました。
同じ病気をされた方同士で、話合うと共感できることや、勇気が湧いてくることがあるとよく伺います(ピアな関係)
同じ時間を共有してリハビリを行なう仲間の和気あいあいとした環境も活かせるように今後もプログラムを組みたいと思っています。
こちらは、参加された皆さんの感想です。
・チューリップの球根を植えました。春が待ちどおしいですね
・綺麗に咲くと良いね。
・生えてからどんなバランスで咲くかわからないなぁ
・芽が出るか心配
・芽が出てくるのが楽しみ
最近「片手でもできることを」とパソコンの練習を始められた利用者さんが、メモから文字に起こしてくださいました。ありがとうございます。
短時間通所リハビリテーション
西山(作業療法士)
秋の風情~認知症治療病棟より~
秋に桜とかいてコスモス。
春に咲き誇る桜と同様、秋に咲き誇るコスモス畑。一面に咲き誇る姿は圧巻です!!
稲刈りを終えるころに赤とんぼが飛び交い、コスモスが咲きだす!
皆さんも、こんな情景を目にされたことがありますよね。
空の色、緑の大地、イメージを膨らませて作製しました。
完成に手がけてくださったのは、3人の男性。
こうしようか・・・ああしようか・・・これがいい!と談義しながら作業を進め完成!
今年の4月から病棟の壁に飾り始めた壁画。
4月は桜、6月は紫陽花、8月は朝顔と作成をして今月はコスモス。
患者さん達は気づくと「ええ出来栄えや」、「きれいね」と好評です。
この花は何の花にみえますか?と聞くと「コスモスかな…」とわかってくださり、作りがいがあります♪
限られた病棟の空間を彩る壁画になっています。
時折、眺めていただき、ほっこりと和んで頂きたいと思います!
★一般的なリハビリテーションのかかわりとは違い、こちらの病棟では、「今・・ここで・・」「今の瞬間」「その笑顔・・満足」・・いま瞬間・今この時、自分を取り戻す・・こんなリハビリテーションもまた、大切にしています。
パーキンソン病患者・家族会「のびのび友の会」の方々に、講義と体操指導をさせて頂きました!
滋賀県東近江保健所から依頼を受け、パーキンソン病患者・家族会「のびのび友の会」の方々に、当院理学療法士が講義と体操指導をさせて頂きました!
内容は、講義にて、パーキンソン病の病態や体操の意義、困った時(手のふるえ、歩きにくいとき、体が伸びない等・・・)の対処方法などをお話しさせていただきました。また実技では、自宅でできる体操をお伝えするとともに、実際にその場で行って頂き、それぞれ身体にあった指導をさせて頂きました。みなさん、とても真剣な眼差しで聞いて下さいました。
講義・体操終了後は、日常生活で困っていることなど、積極的にみなさんからご質問を頂き、一つ一つお答えさせて頂きました。
みなさんの積極的な姿勢から、基本的な病気の知識や実際の日常生活上でのそれぞれに合った対応方法の指導が重要なことを改めて感じました。
コロナ禍ではありますが、感染防止に配慮しつつ、今後もよりよい講義、体操指導ができるよう日々精進していき、近江温泉病院として地域のニーズにこたえていければと考えております。
総合リハビリテーションセンター
前川遼太 久保田友季子 阪下沙紀 (理学療法士)
東近江市通いの場 体力測定を実施しました!
東近江市からの委託事業を受け、市内から応募のあった地域サロンの方々を対象に、年3回体力測定を実施することになりました。
大きな目的は、自分の体力を「体力年齢」として知っていただくこと。そして、現状の体力年齢に応じた個別の自主練習を指導させていただくこと。さらに、その自主練習を日々の生活やサロン活動に取り入れていただくことで、地域のみなさんにより健康になっていただくことです。
内容としては、まず体力測定の重要性を講義させていただき、その後ハンドヘルドダイナモメーターや三次元動作解析装置マイオモーションなどを検査機器を使って、手の力、足の力、歩く能力、バランス能力、歩き方を評価させていただきます。後日、得られた結果から、紙面にて体力の特徴をお伝えし、自分の体に合った体操、負荷量を提案させていただくという流れになっています。
少しでも地域のみなさんの体力年齢が改善し、より健康的な生活が送れる一助になればと思い取り組んでいます。
コロナ禍の今・・多くの地域のサロン活動が休止している今・・
体力低下については、多くの皆さんか不安に思われていることと思います。コロナに負けずに、感染防止に留意しながら、皆さんの体力向上にお役に立てればと思いますので・・・皆さんも・・・1年間頑張りましょう!
総合リハビリテーションセンター
前川遼太 久保田友季子 阪下沙紀 (理学療法士)